経験を積み重ね、やがては信頼されて仕事を任される存在へ。

T.W

首都圏MR事業部工事部
第二工事グループ

2020年入社建築学科

入社の決め手は?

A.実際に働く人の姿を間近で見られたことが、大きなきっかけに。

建築系の学校に通っていた学生時代、インターンシップで3日間、建装工業の現場見学に参加しました。
マンションの共用廊下の洗浄の様子を見学していたのですが、その際に、作業の影響で玄関扉にわずかに水滴が付着してしまいました。
私から見ると、居住者の方からご指摘がないような些細なものだと思っていましたが、それでも社員や協力会社の方々は、約200世帯分の玄関扉を、一つひとつ丁寧に拭き上げていました。
実際に業務を務める今となっては当然のことなのですが、当時の自分にはとても印象的で、「ここまで居住者さまのために手を尽くすのか」と、真摯な姿勢に驚きました。
社会人としての姿勢に触れた最初の機会でもあり、建装工業という会社への信頼感が強く芽生えた瞬間でした。入社を決めるうえで、大きなきっかけになったと思います。
ちなみに、そのインターンシップでは社員の方につきっきりで指導していただいたのですが、その方とは今でも交流があり、現場で悩んだときにはアドバイスをもらうこともあります。入社前に会社の雰囲気を感じることができ、そして信頼できる人に出会えて、インターンシップへの参加はとても良い機会となりました。

現在の仕事内容は?

A.工事を円滑に進めるための、全般的な管理業務が仕事。

現在の仕事は、首都圏を中心としたマンションリニューアル工事の管理業務全般です。特に安全、品質、工程の3つの側面から、工事がスムーズに進むよう日々取り組んでいます。
具体的には、協力会社の方々との打ち合わせ、安全設備の点検、施工箇所の検査、工程表の更新などを行っています。
多岐にわたる業務の中でも、特に私の現場で大切にしていることが、配布チラシ・注意表示の作成、工事についてのお問い合わせ対応などの、居住者さま向けの業務です。
掲示物を出す際、小さなお子さんが近づきそうな足場ではひらがなやイラストを交えたりするなど、その場所の特性や、読む方の立場で工夫するように心がけています。
居住者さまからのご質問に対応する際には、正確な情報を丁寧にご説明することが重要だと考えています。
基本的に、工事の方針やスケジュールは、事前に管理組合様と協議のうえで決定されており、その計画に沿ってご案内をしています。
しかし、「決まっているから仕方ない」と言われても、居住者さまにとってはあまり良い気持ちにはなりません。だからこそ、そこに一言添えるようにしています。たとえば、「この時間帯は作業音が出ますが、それ以外の時間は比較的音の影響が少ない作業をする予定です」のように、居住者さまの立場に立ったコミュニケーションを心がけています。

入社して感じた建装工業の魅力は?

A.人と人とのつながりが、想像以上に温かい会社。

工事会社というと少し堅い印象を持っていましたが、実際に働いてみると、社内の雰囲気はとても明るく、皆さんが気さくに声をかけてくれます。現場では体力的に大変な場面もありますが、休憩時間には笑い声が絶えず、チームワークの良さを実感します。
また、部署を超えたつながりも多く、私は入社後すぐに社内の別部門の方とも積極的に話しかけるようにしました。そのおかげで、社内イベントにも誘っていただくようになり、懇親会やハーフマラソンなどを通じて交流の輪が広がりました。人との距離が近く、前向きに取り組む人が多いのが建装工業の魅力です。

今の仕事の面白さ・やりがいは?

A.計画通りに工事が進む瞬間、そして感謝の言葉をもらえる瞬間。

最初の頃は、学校で学んだ知識と現場の実務の違いに戸惑うこともありました。しかし、先輩の指導を受けながら経験を重ねるうちに、工程管理の重要性と面白さに気づきました。自分で立てた工程表通りに現場が進行し、予定通りに作業が完了したときは、達成感があります。今では工程表を作成する時間そのものが、楽しみのひとつになっています。
また、居住者さまから「あなたが担当でよかった」と言っていただけることもあり、そうした言葉が何よりの励みになります。建装工業の施工管理の仕事は、「信頼を形にできる仕事」だと感じています。

今感じている課題とそのために取り組んでいることは?

A.課題は成長とともに変化する。だからこそ、一つずつ丁寧に向き合う。

入社以来、常に意識してきたのが「工程管理」の精度向上です。
当初は、与えられた工程表を理解することで精一杯でしたが、2〜3年目には「内容を理解したうえで、協力会社の方々にどう伝えるか」に課題を感じるようになりました。
この課題を乗り越えるために、工事を構成する一つひとつの工種の内容を深く理解することから始めました。そのおかげで、点と点が線でつながるように工事全体の流れを把握できるようになり、より精度の高い計画を実行できるようになりました。

また、マンションの大規模修繕工事では、居住者さまからの多様なお問い合わせに対応する力が求められます。
稀にではありますが、受け入れ難いご意見をいただくこともあります。そのような時は、「なぜこの方はこのように感じたのか」と、自分自身の視点を一度引いて、相手の立場から状況を見直すようにしています。
たとえば、「自分ならそうは思わない」という感覚にとらわれず、「この方はこういう暮らしをしていて、こういう不安があるからこそ、こういう言い方をされたのだろう」と想像する。そういった視点を持つことで、より冷静に、柔軟な対応ができるようになると思います。

建装工業でどんな自分になっていきたい?

A.大きな仕事を任される、頼られる存在になりたい。

次に予定しているのは、初めて「現場代理人(所長)」として担当する現場です。まずは安全第一で、無事故での完了を目指しています。現場代理人は、工事全体の方針を決め、予算を管理し、最終判断を下す立場。大きな責任が伴いますが、その分やりがいも大きいポジションです。
今まで積み重ねてきた経験を生かし、着実に結果を出していきたいです。5年後、10年後には、大型物件や難易度の高い仕事の現場代理人を務めることを目標にしています。任せて安心と言われるような存在を目指し、日々成長を続けていきたいです。

オフの日の過ごし方は?

A.インドアもアウトドアも、切り替えて楽しむ。

家で飼っている金魚の世話や観葉植物の手入れ、掃除などをして過ごすことが多いです。また、自然に触れることが好きなので、天気が良い日は登山やトレッキングに出かけ、気持ちをリセットします。
オンとオフをしっかり切り替えることで、仕事にもより集中できると感じています。

就職活動中の学生へのメッセージ

A.迷っても大丈夫。ここには成長を支えてくれる仲間がいます。

就職活動中の皆さんには、まず学生時代にしかできないことを思いっきり楽しんでほしいです。もし縁があって、同じ職場で働くことになった際には、先輩として全力でサポートしますので、ぜひ建装工業への入社をご検討いただけたら嬉しいです。
建装工業には、人を育てる風土と、支え合う仲間がいます。安心して飛び込んできてください。

ジブン起点!~新しいわたしを感じた瞬間~

約500世帯の大型マンションの改修工事に、初めて副現場代理人として関わった現場は今も印象に残っています。複数の工事チームが同時進行する“多棟型”の現場だったのですが、関わる人数や業者が増える分、塗装の工程ひとつとっても、品質を守るためには管理体制や情報伝達の工夫がより必要になるので、やはり不安は大きかったですね。「本当に自分にできるのだろうか」と。
実際、現場ではうまくいかないことも多く、工事を担当する協力会社の方に思うように伝わらなかったり、時には厳しいご意見をいただいたりしたのですが、それも含めて「人と関わる仕事の難しさ」だと実感しました。そんな中でも、全員が同じ理解で動けるよう、写真付きの納まり図を用いて作業手順の説明を行い、密に事前の打ち合わせを行うことで、無事に工事を完了させることができました。

その後も現場を重ねるごとに多くの反省点や課題が見つかりましたが、その都度、ノートに書き出して振り返りを行うことで、課題解決のサイクルが身についていると実感しています。自分の成長を“言葉にして整理する”ことで、確実に前へ進めていると感じます。

A DAY’S
SCHEDULE

7:50

各所開錠・朝礼準備

作業前の現場点検と、当日の作業ポイントを確認します。

8:15

朝礼・現場巡回

協力会社の方々と安全確認を行い、作業開始後は巡回しながら進行状況を確認します。

12:00

昼食

チームのメンバーと情報交換をしながらリフレッシュします。

13:00

昼礼

翌日の作業内容や工程調整について打ち合わせをします。

13:15

工事用掲示板の更新・現場巡回・検査等

週間工程表を更新し、必要に応じて掲示物を作成。検査や確認作業も行います。

17:30

各所施錠・点検

作業終了後、現場の安全を確認し、各所を施錠します。

18:30

退勤

翌日の準備を済ませて退勤。メリハリをつけて、次の日に備えます。

Recruitment

新卒採用

募集要項

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